いきなりですが、information(情報）は数えられる？数えられない？と聞かれた時どう感じますか？
日本の感覚ですと数えられると答えてしまいがちですが、英語の感覚では数えられない名詞となっています。
このように可算名詞と不可算名詞は少し日本の感覚では分かりずらく、英語の勉強で早い段階に出てきて、つまづきやすいポイントの1つです。
また、英語に慣れてきたと思った時には忘れてしまいやすいものでもある
不可算名詞と可算名詞
今回は不可算名詞と可算名詞の説明と、間違えやすい単語を紹介していきたいと思います。
可算名詞
可算名詞とはその名の通り”数を数えることが出来る名詞”を指し
一般的には単数形と複数形で表すことが出来ます。
例としてはcat,knif,house,bus,carなどが挙げられます。
単数形の場合には名詞の前に
a・an・the・my・thisなどを付ける必要があります。
例：〇She wants an apple.
✖She wants apple.
複数の場合はなにもつけなくて大丈夫です。
例：〇She wants apples.
可算名詞としか使えないワード
試験などでもよく問われる可算名詞としか使えないワードというのがあります。数は多くないので確実に覚えておきたいのが
・few：ほとんどない
・a few：少しある
・many：たくさんある
の３つです。後から出てくる不可算名詞でしか使えないものと混同しないように覚えましょう。
【可算名詞】間違いやすい単語
単数形に”S”などがつくことで複数形になる単語は比較的可算名詞だと分かりやすいですが、
単数形と複数形が同じであったり独特な変わり方をするものは少し分かりにくいものもあるので一覧で紹介します。
| 単数形 | 複数形 | 意味 |
| child | children | 子供 |
| woman | women | 女性 |
| man | men | 男性 |
| foot | feet | 足 |
| person | people | 人 |
| tooth | teeth | 歯 |
| leaf | leaves | 葉 |
| phenomenon | phenomena | 現象・出来事 |
| datum | data | データ情報 |
この他にも単数形と複数形で変化しない
Fish(魚）Deer（鹿）Sheep（羊）などを動物として表現する際は可算名詞、魚の切り身など食用として使う場合は不可算名詞なので注意しましょう。
不可算名詞
不可算名詞は可算名詞とは逆に”数を数えることが出来ない名詞”を指します。
不可算名詞の多くは”抽象的な考え方や量があいまいなもの”になっています。
例としてはwater,anger,tea,love,sugarなどがあります。
不可算名詞のものには一般的に複数形がありません。
例：〇I have some money.
✖I have some moneys.
また、数量を表す時には
a piece of(ひとかけら) a slice of(一切れ) a cup of(一杯の)などの表現を利用します。
不可算名詞としか使えないワード
先ほど可算名詞でも紹介したのと同じように、不可算名詞としか使えないワードというのがあります。可算名詞と比較して覚えておきたいのが
・little：ほとんどない
・a little：少しある
・much：たくさんある
の３つです。ぱっと出てきた時にも正確に言えるくらいにはしておきたい部分になります。
【不可算名詞】間違いやすい単語
冒頭のinformationでお話したように、日本の感覚でいくと数えられると感じるものも英語では数えられないと捉えられているものが多く存在します。例としては
| 不可算名詞 | 意味 |
| money | お金 |
| research | 研究 |
| furniture | 家具 |
| evidence | 証拠 |
| advice | 助言 |
| baggage | 手荷物 |
| luggage | 手荷物 |
| bread | パン |
| accomodation | 宿泊施設 |
| news | 知らせ |
| trouble | 困難 |
などが挙げられます。
家具や手荷物などは数えられるんじゃないかと思ってしまいそうですが、総称で具体的ではなく抽象的だから数えられないというような形で覚えるようにしましょう。
意味により可算名詞にも不可算名詞にもなる言葉
FishやDeerでお話ししたように実は可算名詞と不可算名詞どちらでも使えるという言葉も存在します。
これは1つの単語で複数の意味がある場合や、抽象的感によるところが多くなるので注意が必要です。具体例として少し紹介してみます。
| 可算名詞 | 不可算名詞 | |
| fish | 動物としての魚 | 1切れなど食用での魚 |
| room | 部屋の数 | 空いているスペースなど |
| work | 作品 | 仕事・労働 |
| time | 経験・時勢・年代 | 時間・余暇 |
| hair | （1本や2本の）毛 | 集合体としての毛・髪 |
意味が大きく異なるものは見分けやすいですが、fishやhairなど大きく意味が違わない場合は少しまぎらわしいので注意が必要です。
可算名詞 不可算名詞 まとめ
以上が可算名詞・不可算名詞の説明でした。
概念であったり、数える基準が明確にないものなどは不可算名詞になることが多いです。
逆にbaggage(luggage)などは日本の感覚では数えられそうなのでそういったものはとりわけ注意しましょう。
可算名詞でも複数形の形に慣れてしまうと単数の場合は冠詞などが必要になるのも忘れがちになってしまうので気を付けて下さい。
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