経理関係の仕事を始めてみたいから資格を取ろう!という時に英語を勉強している方だと選択肢に入ってくるBATIC
簿記と比較してどちらが就職に有利なのか、BATICのみでも就職できるのかどうかというのは気になるところだと思います。
そこで実際に会計の知識なしでBATICのみ取得した筆者が実際に就職活動をしてみて感じたことを紹介していきます。
就職により有利と思われるのは??
みなさんはBATICをどこで知りましたか?筆者は実際会計を勉強したいと色々調べだすまでBATICのことを知りませんでした。
一方簿記というのはあまり会計に興味がない方でも聞いたことがある人が多い有名な資格です。
そう、ここでも分かるようにBATICで限定して募集している企業は実際少ないです。
なぜなら日本の企業でIFRS(国際会計基準)を適用している企業自体まだまだ少ないからです。(2020年4月時で200社程度)
今後さらにグローバル化が進んできてIFRSを適用するのがスタンダードになってくれば話はまた変わりますが、日本国内で就職するとしたら今現在では簿記保持者という応募条件や優遇条件の企業の方が多いのです。
ただし行きたい業界によっては、(輸出も盛んにされているような自動車メーカー等)有名企業であればほぼほぼIFRSを適用しているということもあるので、
自分が希望している業界の傾向を事前に把握してから考えるというのも一つの手だと思います。
日本企業でIFRSを適用している企業はこちらのサイトを参照してみて下さい。
ただし海外での募集というのを見てみると欧米ではIFRSの知識があるというのを条件にしている企業の数は日本に比べたら多くなるので
海外での就職を視野に入れている方は勉強していても損はないと思います。(海外での税制度やSAPなど英語表記の会計ソフト経験者などの方がBATICよりも有利に働きそうではあります)
BATICのみでは日本企業で経理として就職できない?
こちらは筆者の経験からいくと簿記の資格を持っていなくても
BATICの資格だけで経理として就職は出来ました。筆者の場合条件として
- 経理未経験
- パソコン苦手
- 短期の期間限定で働きたい
という資格持っているかいないか以前に問題が多めなわがままなことを言っていました。しかし、ありがたいことに短期でも1から経理の仕事について教えてもらいながら働くことが出来ました。
その要因として、応募条件は簿記2級以上の知識というのがあったのですが、筆者が取得したBATICコントローラーレベルはそれ以上ということで条件を満たせていたというのがあります。
※ただし2021年より試験が大幅に変更されたため現在のレベルとは異なります。
また、担当者の方が資格試験と実際の業務は違うから資格試験の種類はあまり関係ないという考え方をされていたというのもあったと思います。
実際に利用した人材派遣会社
ただすぐに見つかったのかというとそうでもなくて、複数の派遣会社に登録し仕事を探しましたが、大体の会社さんからは条件に合うものがないと言われてしましました。
初めから条件がわがまますぎるのでそうなるだろうとは覚悟していましたが、実際ここまで条件に合うものが少ないとは思っていませんでした。
そんな厳しい条件下で実際にお仕事を紹介してくれた派遣会社は「スタッフサービス」でした。
人材の募集情報も数が多く、3か月でも社会保険へ加入出来たり、働いている間も定期的に面談があり、初めて派遣社員として働きましたが不安なくやりきることが出来ました。
また、スタッフサービスに登録したところ英語の勉強サービスで有名な「スタディサプリ」もスキルアップ一環として割引特典があり、筆者はこれも利用して英語の勉強もはかどったので
英語も勉強したいし、就職先も探したいという方にはおすすめの会社だなと感じたので参考の一つにと紹介しておきます。
▼スタディサプリを使っての勉強法はこちら▼
BATICと簿記の転職に有利なのは?まとめ
以上のことを簡単にまとめると
・日本国内での経理募集の条件としてはBATICより簿記の方が多い
・簿記を受けていなくてBATICのみの資格取得でも就職は可能
ということが言えます。
なので就職をメインに考えるのであれが簿記
強みの一つとして持っておきたいのであればBATIC
というところだと思います。ただBATICはTOEICより専門的な経理用語を覚えることが必要になるので海外での就職を考えている方には勉強しておくと役立つ部分が多いのではないかと感じました。
実際に筆者は2022年現在イギリスで現地日系の会社にて経理の仕事をしておりますが、その際英語で経理の仕事を理解できるということが評価されて採用をいただきました。
今はまだ知名度の低いBATICですが、その分他との差をつけられる資格だと思うので
英語と会計どちらも勉強してみたいという方は挑戦してみてはいかがでしょうか。
▼BATICの難易度・勉強法についての記事はこちら▼
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